【豊田市立山之手小学校】相手のことを考えて!〜ネット犯罪防止講座〜
- 公開日
- 2018/04/02
- 更新日
- 2018/04/02
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
小学校高学年になると、個人の物や親と共有した物という形で携帯やスマートフォンを所持する児童が多くなる。それとともに、SNSの利用も増え、友達間のトラブルが増えている。
そこで、情報モラルの一環として、「ネット犯罪防止講座」を行い、携帯やスマートフォンの正しい使い方や起こりうる犯罪の事例などを知ることで、子供たちが正しく情報機器を使用できるようにしたいと考えた。
講座には、講師の方を招いたことで、実際に起きている出来事について、生の声を聞くことができた。また、DVD動画で事例を見せることで、視覚的に理解することができ、子供にも分かりやすく、うなずいたり声を上げたりする様子が見られ、素直な反応が表れていたことがよかったと思う。
事例には、友達同士のメールでトラブルになった例や、同年代だと思って信用して友達になったけれど、実際は年齢や性別を偽って犯罪に巻き込まれるという例があった。子供たちは真剣な様子で動画を見た後、「表情が分からないから、傷つけていることに気付かない」「言葉はよく考えてメールをしないといけない」「相手がどんな人か分からないから、簡単に自分の情報を言ってはいけない」といった感想が多くあり、情報モラルへの意識が高まったことを感じた。
家庭環境や社会情勢により、情報機器を与えられる年齢がどんどん下がっているため、学校でのモラル教育は必須である。今後も、子供たちの成長や実態を踏まえて、情報モラルを身に付けることができるよう、家庭と連携し、繰り返し取り組んでいきたい。