【半田市立青山中学校ならわ学園分校】心を通い合わせて〜運動会〜
- 公開日
- 2018/06/28
- 更新日
- 2018/06/28
ちょっといい話
ならわ学園分校は、児童心理治療施設「愛厚ならわ学園」に併設された、全校生徒18名の小さな学校です。そのため、毎年、青山中学校(本校)の運動会に、一緒に参加させていただいています。参加する競技は、100m走、走り幅跳び等の個人種目と、台風の目(5人6脚)、長縄跳び、リレー等の団体種目です。
運動会前には、個人種目や団体種目の練習を体育の授業で行っています。特に団体種目の練習の際には、自分たちで工夫や改善点を話し合いながら進めるようにしました。成功体験が少なかったり、自分の意見を言うことや相手の感情を理解することが苦手だったりする生徒が多いですが、教師の支援や指導の工夫により、進んで話し合いながら練習に取り組みました。授業以外の場面でも、どうしたらよいのかを自発的に考えたり、なかなか成果が出ない生徒に対して「私たちが代わりに頑張るから大丈夫だよ」と声をかけたりする姿も見られました。
当日、台風の目では、生徒たちは互いに声をかけ合いながら、足並みをそろえて全員が一丸となって競技を行いました。また、全員が参加する長縄跳びでは、数年来の結果や練習の結果も含めて、最高記録を残すことができました。その結果、台風の目、長縄跳びの両種目で6クラス中3位に入りました。閉会式後、3年生の生徒は、みんなに伝えたいことがあると申し出て、全校生徒の前で、「みんなで力を合わせてくれて、ありがとう。思い出になる運動会になりました」と話しました。入賞できたことはもちろんですが、個々の成長や集団として力を発揮できたことが感じられ、何よりもうれしい行事となりました。来年は、生徒がどんな姿を見せてくれるか、今からとても楽しみです。