モラルBOX日記

【岡崎市立奥殿小学校】文字をおくるとき、どんなことに気をつければよいのだろう

公開日
2018/08/06
更新日
2018/08/06

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 小学校高学年になると、自分のスマートフォンや家族のスマートフォンを使用し、アプリやメールを利用する機会が多くなる。本校もその傾向にあり、スマートフォン関係のトラブルが懸念されている。そこで、本実践を行い、メールを送るときにどのようなことを気をつけるべきかを考えさせた。
 導入では、メールやトークアプリを利用した経験を振り返らせ、便利であることや将来多くの子が使うことになるということをおさえた。
 学習課題を提示した後、動画を視聴した。動画は、夜遅くに仲のよいAから、主人公Bのもとへメールが送られてくるところから始まる。メールの内容は、友達Cに対する悪口で、長文メールであった。そのメールに対しBは、Aに簡単な文面だけ返信をした。その返信の仕方を気に入らなかったAがクラスメイトにBの悪口を言い・・・という内容である。
 動画を見た後、Bの返信の仕方について、【仕方ない】【よくない】と二つの立場に立って話合いを行った。「時間がなくても、言葉を考えて返信した方がよい」「時間関係なしで送ってこられると困る」など、多くの意見が出された。
 その後、自分だったらメールを返信するかしないかを理由とともに考え、実際にメールの文面を書くという活動を行った。
 「明日、詳しく話を聞いてもいいかな。夜遅いからねむたいよ」「悪口はやめようよ!別の楽しいことの話をしようよ。明日、学校でね」など、相手のことも考えながらどのように返信をするとよいかを、それぞれで工夫する様子が見られた。メールの文は、教材提示機でうつし、紹介をした。
 授業の振り返りで子供たちは、「相手の気持ちと状況を考えてメールをしたい。悪口がきたら、それはだめだと言える人になりたい」「大事なことは、顔を見て話をしたいと思った」など感想を書いていた。
 今後も、定期的に情報モラルに関する実践を行い、よりよい使い方ができるように支援、指導をしていきたいと思う。