【春日井市立味美中学校】SNS利用においての注意点について考えよう
- 公開日
- 2018/08/27
- 更新日
- 2018/08/27
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、中学1年生で「SNS利用の注意」という授業を行いました。
始めに、NHK for schoolのスマホ・リアル・ストーリーによる「たった一言の違いが」という内容のビデオを見ました。友達の家へ遊びに行った感想をSNS上でやり取りしている中で、Rちゃんが「○○のうち、よくなくなかった」という文を送ります。その文を、他の3人の友達は「○○のうち、よくないってことだよね?」と誤解し、そこからRちゃんを仲間外れにします。この段階で生徒に「3人をどう思ったか」「自分ならどう行動したか」を考えさせました。「仲間外れにすることはよくない」「どういう意味で書いたのかを直接確認する」という意見が多かったです。
その後、ビデオの続きを見ました。Rちゃんのお母さんがRちゃんのスマートフォンを見て「あら?○○ちゃんのうち、楽しくなかったの?」と聞き、「『よくなくなかった』って、『?』が付いていないとまるでよくなかったみたいよ」と言います。そこでRちゃんは、自分がSNSに送った文が、他の人たちに誤解を与えてしまったことに気が付きます。生徒たちは、ビデオを通して「文字だけだと正確に伝わらないこともある」「SNSはグループでバーッと盛り上がれるのが楽しいところだが、一人だけを仲間外れにしたグループも簡単に作れちゃう」という側面があることを学びました。
その後、「リアルなコミュニケーションとインターネット上のコミュニケーションの違いは何か」「インターネット上のコミュニケーションで、気をつけなければいけないことは何か」ということについて考えました。「インチーネット上では、気持ちや感情が伝わりにくい」という意見が多くありました。気をつける点としては、「相手が嫌な気持ちにならないように考えて文章を作る」「文章を送る前に確認する」「間違いに気が付いたら訂正する」「悪口を書かない」「感情に合った記号や絵文字、スタンプを使う」というような意見がありました。
別の日には、1年生を対象とした「サイバー犯罪対策教室」が行われました。警察署の生活安全課の方から、軽い気持ちでアプリをダウンロードしたり、写真を公開したりすることで、思わぬ犯罪に巻き込まれる危険性があることを教えていただきました。
このような情報モラル教育を通して、生徒たちにはSNSの正しい使い方を身に付けてほしいと思います。