【大口町立大口中学校】全学年での宿泊研修
- 公開日
- 2018/10/29
- 更新日
- 2018/10/29
ちょっといい話
本校では、異学年集団による縦割りグループで、宿泊研修を行っています。この縦割りグループを本校では「ブロック」と呼んでいます。ブロックは、A〜Fまであり、Aブロックは1年1組、2年1組、3年1組が所属し、日常生活を過ごしています。この宿泊研修では、異学年集団での交流活動を通して、それぞれの学年の役割について考え、実践することを、ねらいの一つとしています。
今年度の宿泊研修では、それぞれのブロックが、四つの宿泊施設にて、宿泊研修を行いました。上級生が下級生を激励し、下級生が協力する姿がたくさん見られました。その中でも、このエピソードを紹介したいと思います。あるブロックの代表3年生の生徒は、今回の宿泊研修で「縁の下の力持ちになりたい」と目標をもって臨みました。宿泊施設で行った体育大会に向けた練習では、誰よりも声を出しました。食事の下膳が終わり、皆が宿泊室に帰った後も、一人黙々と床の雑巾がけ。清掃の時間にも、自分が使用した宿泊室の清掃を一番に終わらせ、やらなくてもよいはずの、トイレ掃除を行っていました。誰が見ているわけでもないのに。声をかけると、彼の目標をそっと教えてくれました。彼はまさしく、「縁の下の力持ち」でした。もうすぐ本校は体育大会を迎えます。応援団団長でもある彼の姿は、同じブロックの仲間たちに届いてほしいと思います。