モラルBOX日記

【春日井市立岩成台小学校】 道徳科から学ぶ情報モラル

公開日
2018/10/25
更新日
2018/10/25

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 本校では、高学年を対象に、例年、外部講師を招いて「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。また、どの学年においても情報モラルへの意識が高まるよう、道徳科を軸に心の教育に取り組んでいます。
 4年生では、新学習指導要領道徳科「情報モラルに関する指導に留意する」を踏まえ、教材「ネット社会の歩き方」を用いて「相手への影響を考えて行動する」をねらいとした道徳科の授業を行いました。
 授業の導入で、インターネット環境の状況を確認したところ、自分の携帯電話等を持っている児童は7割近くまで増えており、これは予想を上回るものでした。
 デジタルコンテンツ「当番の仕事」を視聴し、主人公の葛藤する姿を通して、自分の考えの根拠となる理由を明らかにしながら意見交流をさせました。資料では、当番の仕事をきちんとしない友達の行動をクラスみんなに知らせようということになったため、主人公はメールを作成します。しかし、送信すべきかどうか迷ってしまいました。
 視聴直後、「当番の仕事をしないことはよくない」「次はやると約束したのに守らなかったのはいけない」のように責任感重視の考えと、「友達なんだから、次はやってねと言えばいい」「相手の立場になってみんなで話せばすむ話」「もし自分が送信されたらいやな気持ちになる」のように相手を思うやさしさや気遣い重視の考え、のどちらかに賛同した意見がたくさん出ました。中には「もしも、このことで大変なことになってもメールは削除できない」といった情報技術に触れる意見もありました。
 異なる意見を聞き合う中、「インターネットを利用する時は、相手の気持ちを大事にして行動を考えたい」との発言があり、自分の考えをもう一度考え直す児童の姿も見られました。どちらの考えも一人一人の道徳的価値を高めることにつながりました。
 今後も道徳科での討論を大事にし、深い学びを目指したいと思います。