【一宮市立朝日東小学校】 親子で卒業制作
- 公開日
- 2018/10/25
- 更新日
- 2018/10/25
ちょっといい話
本校では、平成25年度から、卒業制作として学校の周囲の壁に、各クラスで決めた絵を描いている。
学校の近くで絵画教室を開いていらっしゃる方に下書きをしていただき、6年生の児童がそれを濃い鉛筆でなぞる。そこに、水性ペンキを使って彩色をしていく。
ペンキを塗った経験のない児童がほとんどであるため、担任と少数の教師だけではなかなか目が行き届かない。そこで、保護者にボランティアをお願いし、子供たちの様子を見守りつつ、一緒に作業を行ってもらうようにしている。また、ペンキの調色や分配も保護者にお願いしている。
卒業制作というと、子供たちだけで制作し、校内に飾られることが多いが、本校は、親子で、しかも学校の外側に向けて制作しているため、学校の前を通るたびに作品を目にすることができる。親子で制作したことで、卒業後も「あのとき、この絵を描いたよね」と、親子の会話の話題にもなる。
真っ白だった壁は、親子の手で鮮やかに彩られ、卒業生の健やかな成長を見守っている。