モラルBOX日記

【刈谷市立依佐美中学校】生徒会による活動の紹介生徒会による活動の紹介

公開日
2018/10/25
更新日
2018/10/25

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

  • 3667010.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10517441?tm=20240815153205

 スマートフォンの普及により、本校でもSNSの利用に伴う生徒間のトラブルが起きています。こうした生徒の実態に合わせて、1学期には刈谷警察署の協力により『携帯スマホ安全教室』を実施し、便利さの裏に潜む危険について考える機会を設けました。
 また、2学期には、生徒会による活動が二つ企画されました。一つ目は、『SNSチェックカード』の作成です。このカードには、SNSの利用に伴うトラブルを防ぐために、生徒会役員が考えた五つのチェック項目が書かれており、よくあるトラブルの事例を挙げて注意を促しています。五つのチェック項目は、生徒会役員による直筆の文字によって書かれており、全校生徒に守ってほしい、という生徒会役員の強い思いを感じることができます。
 二つ目は、『いじめの芽を摘む集会』の実施です。これは、いじめについてみんなで考える機会をもつために、生徒会役員が主催した集会です。ここで、『SNSチェックカード』に込められた願いが改めて紹介され、その上で全校生徒にカードが配付されました。
 集会後の、生徒たちの感想の一部を紹介します。「私も、もしかしてSNSで人が嫌だと思っていることを気付かずに打っているかもしれない(3年女子)」「何げなく送った言葉も、相手にとっては何げないものじゃないかもしれない(3年男子)」「SNSは顔が見えないからといって、不適切な内容を送信しないようにしたいと思った(3年女子)」「チェックカードをもらったので、たまに自分の生活をチェックして、対人関係を大切にして生活したい(3年男子)」。生徒たちは、このカードを生徒手帳に入れ、いつでも見られるように持ち歩いています。
 SNSの利用に伴うトラブルについては、教員から注意を促す機会は多いものの、生徒主体で議論することはほとんどありませんでした。生徒会が企画したこれらの活動によって、生徒たちが今まで以上に情報モラルについての認識を深めてくれるのではないかと期待しています。