【豊田市立大沼小学校】高学年での情報モラル授業の実践
- 公開日
- 2018/11/05
- 更新日
- 2018/11/05
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
5・6年生の子供たちに、家で時間があるときは、何をしているのか聞いてみると、タブレットやゲーム機を使ってゲームをしたり、動画を見たりしている子が多いことが分かりました。そのような子たちは、「ゲームをする時間を短くしたいが、なかなか減らせない」と思っていることが分かりました。一度始めると、なかなかやめられなくなってしまうそうです。ゲームがやめられないと、「ゲーム(ネット)依存」になってしまうおそれがあります。また、動画を見ることやタブレットを使うことも「ゲーム(ネット)依存」の原因になります。そこで、情報モラルの授業を行い、5・6年生全員で「ゲーム(ネット)依存」にならないようにするためには、どうしたらよいかを考えました。
授業は、保護者に子供たちの現状を知ってもらおうと考え、授業参観日に行いました。初めに、ゲームをやめられない主人公ひろしの話を視聴し、ゲームがやめられないとどうなってしまうのか、また、どうしたらよかったのかを考えました。主人公のひろしが、ゲームに夢中になり、友達との関係がうまくいかなくなってしまったり、勉強に集中できなくなってしまったりしているのを見て、「恐い」と言っている子が多かったです。ゲーム依存にならないために、「時間を決めてゲームをする」「家の人が見ているところでゲームをする」「ゲームをする代わりに外で遊ぶ」などの意見が出ました。保護者からは「家族も協力していきたい」という意見をいただき、ゲーム依存について考えるきっかけをつくることができました。
ゲーム(ネット)依存以外にも、インターネットをめぐるトラブルは、たくさんあります。後日、子供たちが楽しく安全にインターネットを使うことができるように、今現在、自分がどれだけインターネット上でのルールやマナーを習得しているのか、ネットモラル検定を行いました。この検定では、満点の子は少なく、「これってどういう意味?」と検定中に聞いてくる子が多くいました。知らなかったがために、トラブルに巻き込まれてしまうことがあります。そのようなことがないように、これからも情報モラルの授業を行っていきたいと思います。