【南知多町立篠島中学校】 篠島サミット
- 公開日
- 2018/11/09
- 更新日
- 2018/11/09
ちょっといい話
9月に開催した学校祭では、「篠島サミット」を行いました。篠島小学校の5、6年生と地域の方々も参加し、篠島の将来について話し合いました。
この「篠島サミット」に向け、総合的な学習の時間等に、篠島のよさや問題点を考えました。その中で、「今のままでは、皆が島から出て行ってしまうのではないか」「観光客を増やすためには、どうしたらよいのだろうか」など、生徒の切実な思いが表れました。そこで、それぞれの学級で問題の解決策を話し合い、学級としての考えをまとめました。
当日は、最初に、学級で話し合ったことを発表し合いました。その後、四つのグループに分かれ、学年の異なる児童・生徒や地域の方々とともに、互いの発表を聞いて考えたことや感じたことを伝え合いました。ある生徒は、「私は島の美しい自然を壊したくない。でも、島の人口や観光客が減るのは困るから、自然を生かした取組には賛成です」と発言しました。この生徒のように、郷土愛が感じられる発言が多くありました。また、地域の方々の話からは、「持続可能」という視点をもつことの大切さが分かりました。
今回の「篠島サミット」を通して、生徒一人一人が篠島の将来に対して、「こうあってほしい」「こうしたい」という願いをもちました。また、地域の方々と思いを共有することができました。来年度は、生徒たちの願いや思いを実現するための学習に発展させたいです。
今年度、総合的な学習の時間に、3年生が篠島のよさを伝えるためのCMの作り方を学びました。その経験を1、2年生が受け継ぎ、実際に情報を発信する取組につなげることができたらと思います。そのために、生徒たちのメディアリテラシーを高めるための学習を計画したいと考えています。