【愛西市立勝幡小学校】「勝幡拭き」で、学校をきれいに…
- 公開日
- 2019/02/06
- 更新日
- 2019/02/20
ちょっといい話
「今から、玄関掃除を始めます」「はい」「お願いします」「お願いします」
昼休みが終わり、それぞれが割り当てられた清掃区域に行き、区域のグループリーダーのかけ声から清掃活動が始まります。
ほうきで掃き始める子、ぞうきんでから拭きをする子、ぬれたぞうきんを絞って拭き掃除をする子など、各々が自分の役割に黙々と取り組みます。
そんな中、玄関や廊下の床を水拭きしている子たちの様子を見ると、床にひざまずき、手を伸ばして大きく右に左に動かしながら拭く姿があります。まるで、自動車のワイパーを思わせるような手の動かし方で床を拭いています。ちょっとずつ後ろへ下がりながら拭いていき、自分に割り当てられた範囲を拭き上げます。
黙々と一気に拭きあげると、「ふ〜っ」とひと息。拭いた後には、魚のうろこのような、または、扇子の縁を縁取ったような「すじ」が床に残ります。
このような拭き方を、本校では、「勝幡拭き」と呼んでいます。いつの頃から始まったのか、何がきっかけで始まったのかよく分かりませんが、本校に代々伝わってきている拭き方で、床を中心とした水拭きをする際には、どの学年の子たちもこのような拭き方をしています。
清掃活動では、「みんなで、きれいな学校にしよう」と、決められた自分の役割を果たすことをめあてにして取り組んでいます。また、「○○さんが、がんばっていました」「きれいにしてくれて、ありがとう」などとお互いに声を掛け合い褒め合うことで、児童の清掃への意識を高めています。地道な行動ですが、これら一つ一つの積み重ねを通して、みんな仲よく協力し合い、笑顔あふれる勝幡小学校にしていきたいと考えています。