【豊田市立浄水北小学校】おしえちゃだめなの?
- 公開日
- 2019/02/06
- 更新日
- 2019/02/06
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
2年生で、情報モラルの授業を行いました。今回の授業のねらいは、相手が確認できない知らない人からの電話に対して、自他の個人情報を教えることの危険性を考えるさせることです。2年生の子供たちにも話のあらすじや、場面状況を捉えやすくするために、アニメーションを視聴し、登場人物の気持ちを考えながら、ねらいに迫りました。
【アニメーションの内容】
自宅にかかってきた電話に対応したあさみは、警察と名乗る人に、同じクラスの人の名前と電話番号を教えてしまう。その後、先生から、クラスの人の名前と電話番号をしつこく聞く電話がかかってきているので気を付けるように言われ動揺する。
警察と名乗る人に電話番号を教えたあさみの気持ちを話し合ったときには、「交通事故にあった友達を助けなきゃ」「大変だ、早く名前と電話をおしえなきゃ」といった、悪気はなく、友達のことを心配したあさみの行動に共感した意見が多く出されました。また、先生や母親から注意を促されたときのあさみの気持ちについては、「本当は教えちゃだめだったのかな」「さっきの人があやしい人だったらこわいな」といった、自分のしたことに不安になり動揺している様子が話し合われました。話合いの後、教師から個人情報の取扱いについての説明を聞き、知らない人からの電話は自分で答えずに、おうちの人にかわる」など、今後、気を付けたいことを発表しました。
この授業を通して、名前や電話番号、住所など、その人のことが特定される個人情報は、自分だけでなく、友達や家族の情報であっても大切にしなければいけないことがわかりました。また、知らない人にはむやみに個人情報を教えてはいけないことにも気付くことができました。
情報化社会に生きる子供たちにとって、自分や周りの人を守るためにも、低学年のうちから情報モラルの学習を積み重ねていく必要性を感じています。今後も、発達段階に応じた情報モラル教育を展開していきたいと思います。