モラルBOX日記

【春日井市立白山小学校】車いす・ガイドヘルプ体験

公開日
2019/02/26
更新日
2019/02/26

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 今年度の3年生は、総合的な学習の授業で「バリアフリーの社会に」をテーマに、福祉について学習している。その一環として、春日井市社会福祉協議会から講師を派遣していただき、2学期に、車いすの当事者・補助者体験と視覚障がい者の移動支援体験を実施した。
 まず車いす体験では、日頃の生活で困っていることや助けてもらえるとうれしいことなど、車いすで生活して見える方からお話を聞く時間があり、その後、実際に車いすに乗って体育館内を移動したり、段差を自分で乗り越えたりして、車いすでの移動の大変さを実感することができた。また児童がペアになり、マットでつくった段差を車いすで乗り越えるための補助の仕方も学ぶことができた。
 ガイドヘルプ体験では、教室で「目が見えないってどんなこと?」をめあてに、白じょうや手引による歩行、盲導犬、点字ブロックの意味等を学習した。そして、アイマスクと白じょうを使って教室・廊下・階段を歩くとともに、アイマスクの児童を児童が手引きする移動支援体験を行った。目が見えない状態の歩行と移動支援の両方を自分で体験し、周りの人の手助けが大切であることを勉強するとてもよい機会となった。
 これからも自分と同様に他者を大切に思い、やさしい気持ちで接していく心と実践力を、更に育んでいきたいと考えている。