【蟹江町立蟹江北中学校】 ジャンボモザイク
- 公開日
- 2019/02/26
- 更新日
- 2019/02/26
ちょっといい話
本校では、毎年、「ジャンボモザイク」と呼ばれる、体育館ステージ壁面を飾るための、色紙による巨大モザイク画を、全校生徒で制作しています。制作は夏休みから始まります。図案は、夏休みの課題として提出された全校生徒の作品の中から選ばれ、夏休み明けに全クラスで作りあげます。クラス全員で協力し、どこにどの色を貼るのか、はがれてしまっている部分は無いかなど、細部にまで気を配って声をかけあいます。作業をしていくうちに、自然と役割の分担がなされ、「お願い」「ありがとう」「ごめんなさい」という声が聞こえてきます。一つの作品を通して、クラスメイトの心を一つにする、本校の伝統ある活動です。
できあがった「ジャンボモザイク」は、体育館ステージに掲示され、「全校の生徒全員でつくりあげたもの」として一年間掲示されます。文化祭のプログラムの一つに「ジャンボモザイク発表」があります。原案者が絵に込めた想いや表現したことを語ります。その後、おひろめをするために幕が開いた瞬間、生徒の「おぉー」という声と大きな拍手が、毎年、体育館を埋め尽くします。小さな力が集まって、大きな作品を作りあげた一体感と達成感を味わった後の生徒のあの表情を見られることが、教師にとっても至福のひとときでもあります。