【春日井市立鷹来中学校】スマホなしでは生きていけない?
- 公開日
- 2019/03/04
- 更新日
- 2019/03/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
個人懇談会等における保護者と担任のやり取りの中で、スマートフォン使用についてよく話題になります。特に、トークアプリ上の発言をきっかけとした友人関係のトラブルやスマートフォンの長時間使用について心配されている保護者が多いです。
そこで、10月の授業参観で、「トークアプリ依存」についての授業を公開しました。学年は3年生、教材として「事例で学ぶNetモラル」を活用しました。
授業では、最初に、自分のインターネットとの関わり方やインターネット上での振る舞いを確認する「ネットモラル検定」を実施しました。検定から、SNS等に写真を掲載することは生徒にとって身近な行為であることがわかり、個人が特定されるかもしれない危険性について話し合いました。
次に「スマホなしでは生きていけない」という題目のアニメーションを視聴しました。すぐにトークアプリの返信することが当たり前と考え、返信がないことを我慢できない「みさき」と、返信が遅れるとみさきに怒られることを気にしてスマートフォンを使いすぎ、親に禁止された「あや」。教室での関係がぎくしゃくしてしまった二人について、それぞれの立場になって気持ちを考え、トークアプリを使うにはどのようなことに気をつければよいか、意見を出し合いました。「相手の都合を考える」「返信を強要しない」「送信する時間帯や場面を考える」といった意見だけでなく、「本当に大切なことは、直接伝えるようにしたい」「目の前の相手とのコミュニケーションを大切にしたい」という意見も出されました。
授業参観でネットモラルを取り上げたことにより、「家庭でスマートフォンの使用について話題にするきっかけになった」「改めて家族のコミュニケーションも大切だと思った」と保護者の方々からも感想をいただき、学校と家庭が連携を取りながら子供のよりよい成長について考える機会となりました。