モラルBOX日記

【豊橋市立本郷中学校】SMILEカードが紡ぐ絆(きずな)

公開日
2019/03/25
更新日
2019/03/25

ちょっといい話

 本校では、「SMILEカード」という小さなカードが仲間との絆(きずな)を深めています。カードは、福祉に関わる活動を行う「ピアサポート委員会」の生徒がデザインを考え、カラフルな用紙に印刷されています。生徒たちはカードを使って、文化祭や体育祭などの学校行事のあとに仲間をねぎらったり、感謝の気持ちを伝えたりしています。また、日々の生活の中で感じた仲間のよいところや、素敵なところを伝え合うこともあります。カードを作って、互いに送り合おうというアイディアも生徒から提案されたものです。
 多くは、同じ学年の仲間同士で送り合っていますが、先輩から後輩へ、後輩から先輩へメッセージを送ることもあります。特定の個人に対してだけでなく、〇年生のみなさんへという形で送ることもあります。時には生徒から先生へ、先生から生徒へ送っています。合唱コンクールのあとには、クラスメイト39人全員に感謝の気持ちを、カードいっぱいに書いた男子生徒がいました。「クラスみんなで頑張ったから、全員に伝えたかった」と笑顔で話してくれました。
 カードを書いている生徒も、もらったカードを読んでいる生徒も、とても優しい表情をしています。もらったカードは、教室のカード入れに入れて保管し、時々読み返している生徒もいます。この小さなカードを送る習慣が、仲間との絆(きずな)を深めているのだと感じます。