【常滑市立西浦北小学校】道徳科の授業実践
- 公開日
- 2019/06/05
- 更新日
- 2019/06/05
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
6月の学校公開日の授業参観で、1年生は道徳科の授業を行いました。
新しい友達との関係も築け、小学校生活にも慣れてきました。そこで、身近にいる人に温かい心で接し、親切にすることのよさに気付いてほしいと考え、授業実践を行いました。
導入場面では、親切にしてもらってうれしかった経験を発表しました。「自分がけがをしたときに、『だいじょうぶ』と、声をかけてもらった」「困っているときに、手伝ってくれた」などが挙がりました。
その後、「はしのうえのおおかみ」という教材を活用して、役割演技をしながら、各場面での「おおかみ」の気持ちを考えました。
まず、おおかみがうさぎやきつねを追い返した場面では、「おれは強いぞ」「みんなを怖がらせるのはおもしろいな」と、おおかみになりきって演じることで、児童は、素直な言葉でおおかみの気持ちを発表することができました。
次に、おおかみがくまに抱き上げられ、後ろに渡されたときの場面を、教師がくまの役になり、児童がおおかみの役を演じました。実際に、抱き上げられて通してもらうと「うれしい」「親切にされてよい気持ち」「自分も誰かにやってあげたい」という、おおかみになりきった感想が挙げられました。また、その後のおおかみの行動について、「どうして優しくなったのか」を話し合いました。役割演技を取り入れたことで、児童の素直な意見や感想が出しやすかったと思います。
振り返りの場面では、児童から「悪いおおかみよりも、優しくて、親切なおおかみの方が、やっていて気持ちがよかった」「相手もうれしくて、自分もうれしくなる。これからも親切にしていきたい」という意見が発表されました。
今後も、学校生活を送る上で、自分だけでなく相手のことも思った行動をして、優しい子に育ってほしいと思います。