モラルBOX日記

【豊橋市立老津小学校】特別支援学級の子が学ぶネットモラル

公開日
2019/07/16
更新日
2019/07/16

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の特別支援学級で、ネットモラルの授業を行いました。特別支援学級の子供たちは、親のパソコンや自分のスマートフォンから、インターネットの動画やゲームを楽しんでいます。のめり込みすぎて長時間視聴したり、新しい機能をどんどん見つけたりしています。「やめられない」「もっと新しいことをしたい」と言って、「自分で視聴時間をコントロールできない」「ネットの楽しさだけしか認識していない」という問題点が見えてきました。そこで、楽しいだけではない、正しいインターネットの使い方を学ぶことにしました。
 まず、「事例で学ぶNetモラル」を見て、気づいたことや怖いと思ったことを発表しました。「変なボタンを押すと、お金を出さなければいけなくなって怖い」「ウイルスが入ると、スマートフォンが勝手に動くようになってしまい、こわれてしまう」「長くやり過ぎると、体が病気になって、学校に行けなくなる」などが出ました。
 授業の振り返りでは、「お母さんと一緒に使うようにする」「しっかりとルール(時間やゲームの内容)を決めて使う」「新しいことは大人と相談してする」などの意見が出て、子供たちが、インターネットの危険性を理解してきていることが分かりました。
 保護者からも、「家で決めたルールを守ってスマートフォンを使っています」「以前より、パソコンを使う時間が減ってきました」「一緒にゲームをしています」などが聞かれ、子供たちのインターネットへの付き合い方に改善が見られました。さらにインターネットの理解を深めるために、今後は「個人情報の管理」について学習を進めたいと考えています。