モラルBOX日記

【豊川市立一宮西部小学校】情報モラル教室(サマースクール)

公開日
2019/09/03
更新日
2019/09/03

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の夏休みのサマースクールには、「情報モラル教室」があります。今年度も、4〜6年生を対象に、無料通信アプリ会社が開発した「SNSノート(情報モラル編)」という教材を利用した学習を行いました。
 5・6年生は、「写真を公開する前に」というテーマで、どのような写真ならインターネットに公開してもよいかを考えました。友達同士で撮った写真でも、写っている人に許可をとることが必要であること。友達の表情やかっこうなど、他人に見られていやだと感じる人がいないかどうかを確認することが必要であることを学びました。また、子供たちからは、背景に映りこんだものから、個人情報が特定されないように気を付けたいという意見が出ました。SNSが身近なコミュニケーションツールであるからこそ、周りへの思いやりと、自分や周りの人を守るという意識が大切であると学ぶことができました。
 4年生は、言葉の印象について、ワークシートを用いて学習しました。「おとなしいね」「まじめだね」といった、印象を表す言葉の中から、自分が言われたらいやだと感じる順に並べ替えました。その後、一人一人の考えを交流させたところ、順位は人によって異なり、「まじめ」をうれしいと感じる人も、いやだと感じる人もいることが分かりました。多くの子供たちが、同じ言葉でも人によって受け取り方が違うということに気付くことができました。
 授業を通して、SNSを使う際はもちろん、日頃から、相手を思いやり、言葉を選んで発信することの大切さを学ぶことができました。正しい知識をもとに、相手や自分自身を大切にして行動するという情報モラルの概念は、日常生活から育てていけるものです。今後も、一人一人が意識を高めてくれることを願っています。