モラルBOX日記

【知多市立つつじが丘小学校】学び合いを生かして議論する道徳〜6年生「修学旅行の夜」の授業実践から〜

公開日
2019/10/15
更新日
2019/10/15

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、「自分の考えをもち、相手に伝えることができる児童の育成」を目指し、各教科で学び合いの授業を実践しています。道徳科の授業では、学び合いを生かすことにより、児童が安心して自分の考えをもち、議論できるようになってきています。
 6年生「修学旅行の夜」の授業では、次のように展開しました。
ア.「自由」について自分なりに考え、友達と意見を伝え合う。
イ.資料を読んで「修学旅行の夜人に迷惑をかけないように気を付けてお
 しゃべりする」ことは、「自由」か「自分勝手」のどちらかを考える。
ウ.決められた立場でグループで主張を考える。
エ.全体で議論をし、それぞれの立場の意見をまとめる。
オ.「自由」と「自分勝手」の違いについてワークシートに記入する。
 「イ」のときに「自分の意見を伝えるだけでなく、友達から同じ意見、違う意見の両方を聞いたらサインをもらう」という活動を取り入れることにより、学級全体で伝え合う雰囲気づくりをすることができました。また、「ウ」のときには、ホワイトボードでグループの意見をまとめました。3、4人のグループで話し合いながら自分たちの考えをボードに書き、大切な言葉は色をつけるなど工夫して発表に生かしていました。
 議論を通して、「ルール」「迷惑」「責任」「周りのこと」など、「自由」と「自分勝手」について考えるためのキーワードがいくつか出てきたので、自分なりに考えるときのヒントになりました。
 振り返りを書くときには、友達と自然に助け合うことができ、日頃の学び合いの温かい雰囲気が生かされていると感じました。これからも、学び合いを基盤として、安心して議論できる道徳を目指していきます。