【豊田市立浄水小学校】1年生道徳科の授業実践「ゆうきをだして」
- 公開日
- 2019/12/03
- 更新日
- 2019/12/03
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
1年生の道徳科の授業について紹介します。今回、学習した教材「ダメ!」は、主人公のリスが、体が大きな友達のクマに、自分の好物のプリンを食べられてしまうものの、何も言えなかったことを悔いた末に、勇気を出してクマに、「あやまって」と伝える物語です。
導入では、子供たちの好きなものを自由に発表させ、教材への親近感をもたせました。
展開では、もし自分だったら、くまに「あやまって」と言えるかどうかについて考え、赤(言う)、ピンク(迷う)、白(言わない)のコーンを机に立て、全員が意思表示をしました。これによって、自分と他者の考えを比べたり、感じ方の多様さに気づいたりすることができました。また、役割演技を通して、クマ役の教師に自分の思いを伝えたり、児童がクマ役を演じたりすることで、相手の仕草や伝え方によって、同じ言葉でも相手への印象が変わることを意識できました。
振り返りでは、三色のコーンの赤が増え、「最初は、自信がなかったけれど、今は、クマさんに思い切って言えそうな気がします」「ずっとがまんしているよりも、勇気を出して思っていることを言いたいと思いました」などの発言が出ました。
今後も、折にふれて授業の学びを振り返り、相手の気持ちを考えつつ、正しいと思うことを伝えようとする気持ちを高めていきたいと思います。