【岡崎市立美合小学校】1年「みんなのためになる しごと」
- 公開日
- 2019/12/26
- 更新日
- 2019/12/26
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
岡崎市の情報モラル授業モデル案として、実施されている道徳科指導案を基に実践を行いました。不正確な情報を周囲に与える影響や、正しい情報を伝えることの大切さについて気付き、自分の生活の中にある多様な情報を見直そうとすることをねらいとしています。
授業の初めに、「間違ったことを言われて困ったことがあるか」と質問をしました。情報が間違っていて困った場面を思い出した後、本時のねらいについて、みんなで考えていこうと投げかけをしました。
資料「みんなのニュースがかり」の範読を聞いた後、登場人物や場面について押さえ、「けいすけ」の行動と気持ちを追いながら、子供たちからたくさんの思いを引き出しました。
最初は、「けいすけ」が間違った情報を伝え、周囲を混乱させてしまったことには目を向けられず、「頑張ったのにがっかり」「文句を言われて嫌だなあ」という意見が多数でした。けれど、「どうして文句を言うのかな」という意見に対し、教師が、「けいすけの新聞を見た子は、何の文句を言っているのか」と尋ねたところ、「曜日や習っていることが違う」という意見をきっかけに、「それが失敗」「うそや間違いは流してはだめ」「見た人が困る」という意見が出ました。そこで、新聞を書き直したけいすけの気持ちを質問すると、「今度は、本当のことをニュースに書こう」「今度は、本当のことを調べよう」という意見も出ました。
振り返りでは、自分が気をつけたいこととして、「これからは、うそを伝えないようにする」「間違えたことをしない」が意見として出ました。どの子も、友達の意見を聞きながら、自分の考えを深めることができました。