モラルBOX日記

【豊田市立堤小学校】「ドッジボール」の道徳科授業実践

公開日
2020/01/21
更新日
2020/01/21

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、11月25日〜12月6日までの2週間を人権週間とし、「一人一人の違いを認め相手を尊重しながら、人を思いやる心を育てる」をねらいとして取り組みました。人権週間には、各クラスで人権に関する授業を行いました。
 2年生の道徳科においては、資料「ドッジボール」を通して、「公平な態度」について考える授業実践を行いました。本資料は、ボールが当たったとき、運動が得意なあい子さんには、「おしかったね」と励まし、得意でないななみさんには、「ちゃんと逃げてくれないと」と言ってしまった主人公ゆかさん。それに反して、しょんぼりするななみさんを励ます相手チームのまおさんを見て、主人公がまおさんの言葉がけに、はたと気づく話です。
 「あい子さんとは、仲よしだけれど、ななみさんとは、そんなに仲よしではないから、そんな言葉を言って悲しませてしまったんだ」「そんなことを言っちゃダメだよ」と、それぞれの考えが出ました。
 授業の終末には、「これからみんなと仲よくするために、どうしたらよいですか」と投げかけました。子供たちは、「みんなの笑顔を作るために、誰にでも優しくする」「みんなに優しくして、仲よくし、『負けても次はがんばろうね』と言ってあげる」「ドッジボールが苦手な子でも、仲間に入れてあげる」などの考えを発表していました。
 この学習を通して、誰にでも公平な態度で接することの大切さに気付き、友達と仲よくしようとする心情を高めることができました。