【一宮市立黒田小学校】道徳科の授業実践 1年生「二わのことり」
- 公開日
- 2020/02/05
- 更新日
- 2020/02/05
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
道徳科では、主体的な判断に基づいて道徳的実践を行い、自立した人間として他者とともによりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標としています。本校では、児童の道徳性を養うために、資料の提示の仕方を工夫したり、役割演技を取り入れたりするなど、いろいろな手だてを用いて、授業実践を行っています。
1年生の「二わのことり」の授業実践を紹介します。本資料は、みそさざいがやまがらから誕生日の招待を受けながら、他の小鳥たちとうぐいすの家へ行ってしまうが、一人ぼっちのやまがらのことを思い、うぐいすの家を抜け出して、やまがらの家へ行くという内容です。
児童に興味・関心をもたせるために、授業では、場面絵を提示してから、本時のめあて「ともだちのために できることを かんがえよう」を提示したり、「二わのことり」の紙芝居を使って資料を読んだりしました。主になる発問では、みそさざいの気持ちを児童に考えさせるとともに、やまがらの喜びに共感できるように、役割演技をさせました。みそさざいの気持ちを考えることを通して、友達のよさを感じ、仲よくしようとする心情を育むことができました。最後に、自分自身の生活を振り返り、相手のために行った行動が自分にもよい体験として戻ってくることを感じ取らせることができました。
児童一人一人が、道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考えることで、自己の生き方についての考えを深め、道徳的判断力、心情、実践意欲を高められるような道徳科の実践ができるように、今後も、教材研究に力をそそいでいきたいと思います。