【豊橋市立羽根井小学校】「ネットモラル」について、あなたはどう考えますか?
- 公開日
- 2020/03/11
- 更新日
- 2020/03/11
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
今日、携帯電話の普及は、子供たちの生活に大きな影響を与えている。多くの子が便利な道具として使用しているが、高学年になると友達との間で生じるトラブルの原因ともなってきている。
そこで、「スマホ・ケータイ安全教室」を行い、具体的な事例をもとに危険性やルールについて学んだ。しかし、実際に問題が発生するまでは、他人事として深く考えないところがあるので、さらに自分自身のこととして考えるための授業を設定した。
多くのトラブルの中から、「1.写真や動画を勝手に投稿してしまった事例」「2.スマートフォンやタブレットなどに長時間費やした事例」「3.SNSなどで、文字だけによる受け取り方の違いからいじめに発展した事例」について、映像を用いて子供たちに紹介した。そして、「あなたはどのように考えますか?」というテーマで道徳科の授業を行った。
子供たちは、「写真をアップロードするだけで、裁判沙汰になることがあるなんて怖い」「写真を撮っただけで、傷つけようとは思ってないのに」「依存症になってしまうと、人生が狂ってしまうこともあるんだ」「楽しいとやめられない気持ちもわかるけれど、どこかで見切りをつけないといけない」「文字だけになると、思ってもみない意味に受け取られることがあるのか」「大事なことは、直接会って言った方がよい」といった意見が出た。
それぞれの意見を聞く中で、上手に使うためには、きちんとよい点と悪い点を理解すること、家庭でルールなどをしっかりと話し合うことが大切だということを学習できた。
この授業を通して、スマートフォンやタブレット等の問題点を認識し、賢い使い方を考えるとともに、自らの生活を見直すよい機会となった。