【西尾市教育委員会】豊かな関わりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育 〜現代的な課題と向き合う多様な指導方法の研究〜
- 公開日
- 2022/12/16
- 更新日
- 2024/02/08
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
西尾市教育研究会・道徳部会の令和4年度の授業研究から、小学校4年「ジャマイカと日本を比べてみよう」(自作教材 C 国際理解、国際親善)の授業を道徳部員で参観し、その後、協議会をもった。協議会では、現代的な課題と向き合う多様な指導方法について、本時をもとに協議された。
<協議会での主な意見>
・ 生徒の意見の相違点と共通点を可視化できるように板書を工夫することで、生徒一人一人の考えをさらに深めることができたのではないか。
・ ジャマイカに対して「貧しい」「かわいそう」から「住んでみたい」という意見に変わった子供に対して、なぜそう思ったのかを問い直し、より深く自分の思いを掘り下げ、その変容を自覚させたい。
・ 自作教材を使うと、教師が考えさせたい価値観が強く出すぎてしまう傾向がある。何を考えさせ、何を議論させたいのかを明確にする必要がある。
<講師の指導も含めたまとめ>
・ 「幸せって何だろう」「楽しいって何だろう」という議論を、貧しさと不幸が同列ではないことから引き出したい。
・ 道徳科の授業は仕掛け、仕組みの連続で進めていく。授業の最後は、音楽、画像、動画なども活用して、今日の学びがじわっと昇華するような場を設定したい。