【西尾市教育委員会】西尾市教育研究会・道徳部会の取組
- 公開日
- 2023/12/22
- 更新日
- 2023/12/22
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
タイトル
豊かな関わりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育
〜現代的な課題と向き合う多様な指導方法の研究〜
西尾市教育研究会・道徳部会の令和5年度の授業研究から
中学校1年「命の重さを感じよう」(「捨てられた悲しみ」:光村図書 内容項目Dよりよく生きる喜び)の授業を道徳部員で参観し、その後、協議会をもった。協議会では、「現代的な課題や新教材の取り扱い」、「本時のねらいに迫ることができたか」という視点をもとに協議された。
<協議会での主な意見>
・山場での発言については、展開で資料を提示した時に出た発言と関連をもたせられるとよかった。また、資料は数を絞ったり、ホワイトボードを使って大きく掲示したりするとよい。
・終末のゲストティーチャーの講話がとても効果的だった。導入の場面と終末の場面で明らかに生徒の表情に変化が生まれた。
・「人間とペット、逆の立場だったらどう思うか」という切り返しの発問によって、生徒は命の重さや尊さについて考えを深めることができた。
<講師の指導も含めたまとめ>
・今回の授業のように、お互いの考えを聞くことで、考えを広げることができる。さらに立場や視点の違うゲストティーチャーなどの話を聞くと、考えに厚みが増す。その考えの変化が深まりである。
・現代的課題は複数の内容項目を含んでいることが多い。そのことから、教師主導の教え込みの授業ではなく、生徒と共につくっていく授業を心がけたい。そのために、人間の弱さや醜さを自覚しながらも、人間のよさを感じることを基盤とする視点で発問を構成する授業を心がけていきたい。(2023年11月1日)