【大府市立大府中】寒苦鳥
- 公開日
- 2012/05/10
- 更新日
- 2012/05/10
ちょっといい話
昔、インドの雪山に、寒苦鳥と呼ばれる鳥が夫婦で暮らしていました。雪山とはいえ、昼間は太陽が出てとても暖かくなるので、気持ちよく歌を歌ったり飛び回ったりしてのんびり過ごします。ところが夜になると他の鳥たちは自分の巣に戻りますが寒苦鳥には戻る巣がありません。なぜなら寒苦鳥は巣を作ることを怠けていたのです。
雪山ですから夜はものすごく気温が下がり、厳しい寒さが鳥たちを襲います。妻は「ああ寒い。寒くて寒くて凍えそうだわ」とブルブル震えながら夫に訴えます。夫は「夜が明けたら巣を作ろう」と、遊びほうけていたことを反省し、妻をなだめました。
ところが、夜が明けると太陽の暖かさに前の日のことを忘れて、いつもと同じように遊び回るのです。こうして毎日毎日同じことを繰り返し、ついに寒苦鳥は巣を作ることなくむなしく一生を終えました。というお話です。
この話を通して、自分自身の日常を振り返ってほしいと思います。多かれ少なかれ誰にでも、今日やるべきことを明日に延ばして後悔する寒苦鳥のような心があるのではないでしょうか。私の心にも寒苦鳥が住み着いていて時々苦労します。が、寒苦鳥に支配されていて進歩が全く見られないようなことでは困ります。
特に3年生の皆さん。あなたたちは、卒業後の進路を決定するにあたって、後がないところまで時間が迫っていることを自覚しなくてはなりません。そして心の中の寒苦鳥を追い払って、目標を達成するために今なすべき事に全力を尽くしてください。2年生の皆さんも、まだ時間はあると、たかをくくっていてはいけません。1年生も同じです。
一人一人が具体的な目標をもち、寒苦鳥になることなく有意義な1年を過ごしてくれることを期待します。