モラルBOX日記

【岡崎市立梅園小】自分のこと、大好きになったよ

公開日
2012/05/16
更新日
2012/05/16

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、毎年2月末に「梅っ子タイム発表会」と題し、総合的な学習・生活科の時間に学習した成果を発表する場を設けています。2年生の発表テーマには生活科と道徳の時間を横断的につなげた「じぶん大すき」があり、多くの子どもがこのテーマを選んで発表を行います。
「じぶん大すき」の学習では、生まれたときの様子や年齢ごとのエピソードを家族から聞き取り、それをもとに「世界に1つだけの自分アルバム」作りを行います。同時に、赤ちゃんの頃の自分と、2年生になってすぐの自分を模造紙で実物大に描いて作り、発表時、現在の自分と比較します。2年生になってすぐの自分は、4月の授業参観の折、親子共同作業で家族に写し取ってもらったものです。模造紙の人型作りは、子どもたちが視覚的に自分の成長を捉えられるだけでなく、成長した過程を家族も一緒に実感することができます。
 家族からのメッセージや、自分の名前に込められた思い等に触れる中で、一人一人は違うけれど、みんな大切にされている命であること、多くの人に支えられていることを子どもたちは実感することができ、次のように感想を書きました。
・お母さん、私を大切に育ててくれてありがとう。私のお世話をしてくれてありがとう。
・お父さん、お母さん、お兄ちゃんがいたから私が生まれてこられたよ。世界に1つしかない生命を今以上に大切にするね。
 子どもたちの発表する姿に涙を流して参観する保護者もみえ、その姿に心動かされた子どもも多くいました。命の大切さ、支え合う家族の存在のありがたさ、支えられている自分の良さを実感できたすてきな時間になりました。
 この学習は今後も大切にし、豊かな心を育んでいきたいと考えています。