【岡崎市立形埜小】親子で金環日食
- 公開日
- 2012/06/05
- 更新日
- 2012/06/05
ちょっといい話
5月21日(月)の朝早く、校内には児童と保護者が集まっていました。金環日食を観察するためです。山間部で児童数の少ない本校では、保護者の方に朝早く児童を学校まで送ってもらい、親子で金環日食を観察しようと、観察会を計画したのです。
しかし、金環日食直前の時間になっても、空を雲が覆っていました。誰もがあきらめかけた7時29分のことです。なんと雲が切れ始めたのです。そして、「見えるよ!」の声。急いで校庭に飛び出すと、大人も子どもも太陽メガネを通して、太陽の昇っている方角を見ました。そこには、見事にリング状になった太陽が。「わあ!」「すごい!」「きれい!」と方々で感嘆の声が上がりました。しばらく世紀の天体ショーにみんなが見とれていました。
岡崎市で金環日食が観測されたのは実に932年ぶりのことだそうです。しかも、この日、岡崎市内でも雲によって観察できなかった学校も多く、本校で観察できたのは本当に幸運なことでした。自然のすばらしさを感じるだけでなく、それを親子で観察できたことは、とても有意義なことでした。翌日には、「親子で観察できたことで、すてきな思い出になりました。」と手紙を書いてきた保護者もいたほどです。
子どもたちには、親子で体験したこのすてきな思い出をいつまでも忘れないでいてほしいです。