モラルBOX日記

【県教委】平成24年度第1回愛知県道徳教育推進会議を開催しました!

公開日
2012/06/05
更新日
2012/06/05

県教委・市町村教委の取組(利用しない)

平成24年度第1回愛知県道徳教育推進会議について、報告させていただきます。

日時 平成24年5月29日(火)14:00〜16:00
1 開会
2 愛知県教育委員会あいさつ(義務教育課長)
3 委員等紹介
4 議長・副議長選出
5 議長・副議長あいさつ
6 議事
【報告事項】
(1) 平成23・24年度愛知県道徳教育推進会議の協議題について
(2)平成23年度愛知県道徳教育推進会議等の進捗状況について
(3) 平成24年度研究推進校の研究計画について
【協議事項】
(1) 平成24年度愛知県道徳教育推進会議の計画について
 ・ 心を育て、行動に移させるのが道徳教育のねらいだと思う。
 ・ 各個人はモラルをもっているが、集団になると行動の基準が仲間になってしまう。
 ・ 子どもの育ってきた環境により価値基準が様々である。
 ・ 公私とは何かと考えながら、子どもたちの道徳的実践力の育成をめざして研究を進めたい。集団をどのように向上させていくかという指導を考えていきたい。
 ・ 集団の中で気を遣い過ぎ、疲れきっている人がいる。
 ・ 集団が大きくなればなるほど、「誰かがやるだろう」という気持ちが強くなる。
 ・ 日常生活の中で、個人レベルではモラルはしっかりしていると感じる。
 ・ 子どもは集団の中での自分の立ち位置にエネルギーを使っている。不安だからメールや携帯電話で頻繁に連絡を取り合う。
 ・ 子どもの人間関係が固定しがちで、授業等で人の意見に対して、自分の考えを言わない。また、自分を変えたい子をどのように支援するかも課題である。
(2) 協議内容「公共心を育む道徳教育の在り方」について
 ア 啓発物「平成23・24年度道徳教育推進会議からの提言」について
 イ 啓発物「公共心を育むための各校の道徳教育全体計画テンプレート」について
  ・ 道徳の授業研究に取り組んでほしい。その中で、経験の少ない教員の力量向上も図ってほしい。
  ・ 相手の気持ちを思いやる心を育てないと公共心も育たないのではないか。
  ・ 集団の中で自分だけ道徳的な行動をするのは難しいという若者の気持ちを受け止めつつ、道徳性を育むとよいのではないか。
  ・ 子どもたちの損得で判断する傾向は、例えば地域の方から感謝される経験により簡単に変わるのではないかと思う。
  ・ 行動に移すのは難しいという人間の弱さを踏まえ、お互いの意見を受容しながら、道徳的価値の大切さを実感する質の高い授業をめざしたい。
  ・ 相談活動を通して子どもの心を育てていきたい。様々な立場の先生方と情報を共有して子どもを育てることが大切だと思う。
  ・ 自己肯定感と他者を受け入れる心の両方を育てることが大切だと思う。
  ・ 道徳的実践力を身に付けさせる手立てを考えている。読み物資料を使った道徳の時間に教師の語りにより、子どもを授業に引っ張り込むことを試みている。
  ・ 議論によりお互いを分かり合えることがあると思う。議論の機会を増やすとよい。また、意見が対立したときの対処の仕方も身に付けさせたい。
  ・ 公共心の大切さを実感できる活動を考えていくこと、その活動を道徳の授業と関連付けることが課題である。
  ・ 地域において人と関わる機会が少ないので、意図的に増やすとよい。
  ・ 県民の道徳性を高めないことには、子どもの道徳性は変わらない。
  ・ 先生が友達感覚では、学校が公でなくなる。
  ・ 道徳教育は教育活動全体を通して行うものだが、集団活動に傾斜し、特活との関連が前面に出すぎているのではないかと思う。めざす子ども像を想定し、公共心を育むことを考えたい。
  ・ 一流になるためには「挨拶」と「整理整頓」だという授業を参観した。先生自身の考えを持つことが大事だと思う。
  ・ 学校での取組を地域にも知ってもらう必要がある。地域の人材を活用することが有効である。
  ・ 啓発物の「愛知県道徳教育推進会議からの提言」については、地域・家庭により受け止められやすい表現にするとよい。
  ・ 「あいさつをしましょう」など公共心に関わることを家庭で話題にしてほしい。
  ・ 子ども会が機能していない地域など、様々な状況の家庭・地域があることに配慮した表現にするとよい。
  ・ 「『考えさせること』と『教えること』を区別する」という文言の下に具体例をつけるとよい。
  ・ 道徳教育の大切さを学校で何度も話題にし、道徳教育への意識を高めれば啓発物も活用される。
  ・ 教室で子どもがプリントを配付するときに「どうぞ」「ありがとう」と言い合う。このようなことが道徳心を育むということを教師も知る必要がある。
  ・ 大人が見せる姿こそ子どもの道徳心の育成につながる。
  ・ 歩行者のために、車を止めた。歩行者は無反応で悠々と歩いて渡った。心が通わないことが寂しかった。このような場面で「ありがとう」と言えたり、会釈できたりするような子どもを育てたい。

7 閉会