モラルBOX日記

【岩倉市教育委員会】人権教育講演会「LGBTQ+から見た多様性」

公開日
2025/11/05
更新日
2025/11/05

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)




















 岩倉市では、市内7校において毎年各校で人権教育講演会を開催しています。今回は、岩倉市立岩倉中学校で10月15日(水)に開催された、人権教育講演会「LGBTQ+から見た多様性」を紹介します。



講師の先生に、性同一性障害トータルサポート会社 G-pit代表、井上健斗さんをお迎えして、御講演頂きました。先生御自身の生い立ちから、LGBTQ+の基礎知識、トランスジェンダーを打ち明けられたときの心構えや対応方法など、具体的なことを分かりやすく教えていただきました。①男女の2つだけではない②見た目で判断しない③当たり前にいる存在という認識があるかないか、の3つのことを忘れないでほしいという言葉を聞いて、うなずく生徒がたくさんいました。ホルモン注射による声の変化を実際に聞いてみたり、「からだの性・こころの性・好きになる性・表現する性」の違いが視覚化されたものを見たり、なかなかイメージしにくい内容についても分かりやすく説明していただきました。



「ダイバーシティーとして何をすればよいか。」という大きな議題については、「『一人一人が積極的に知る、想像する、関わっていくこと』一言でいえば『思いやり』をもつこと」という先生の答えを聞くとともに、生徒自身にも考えて、自分なりの答えを見つけてほしいというメッセージを頂きました。LGBTQ+の方を通して、自分自身、周りの人たちのことを考えるきっかけになったすばらしい講演会になりました。