【設楽町立津具小】 「インターネットを使うときのマナーとモラル」
- 公開日
- 2012/08/01
- 更新日
- 2012/08/01
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、第6学年児童を対象に情報モラルについての指導を行いました。事前調査を行い、次のことが分かりました。
○全ての児童が、家庭でパソコンを使っている、または、使ったことがある。
○使う理由として挙がったものは、宿題の調べ学習、ゲーム、動画や音楽の視聴である。
○家庭内でインターネット使用のルールを決めている児童の割合は、全体の3分の1程度である。
これらの実態から、自宅でパソコンを利用するにあたりトラブルに巻き込まれないよう指導する必要性を感じました。インターネット上で起こっている問題は、日々巧妙化しています。パソコンは便利なものである反面、たくさんの危険をはらんでいることを理解させたいと考えました。
そこで、トラブルになりやすい代表的な事例を児童に示し、問題点や注意点を考えさせました。
事例1〈安易な個人情報の発信について〉
ホームページを作成し、住所や氏名、顔写真を載せた。その後、見知らぬ人からの連絡やいやがらせが相次いだ。
事例2〈著作権の侵害について〉
ホームページに、知人に提供してもらった写真や、他人が調べたことを無断で掲載し、以後の関係が気まずくなった。
事例3〈電子メールの秘匿性について〉
メール友達を募集するため、偽のプロフィールで情報発信した。その後できたメール友達と交信を続けるうちに、「直接会いませんか」と言われるようになった。
これらの学習を通して使い方に気を付けようと考える児童が多くなりました。幸い、これらネットトラブルを経験した児童はまだいませんが、最近はパソコンや携帯電話だけでなく、通信機能を備えた小型ゲーム機が普及しつつあります。少し前までは中・高生の問題だったことが、今や小学生にも及んでいます。児童にはもちろん、保護者にも注意を呼びかけていく必要があります。