モラルBOX日記

【大府市立吉田小】夏休みに向けての情報モラル指導

公開日
2012/08/16
更新日
2012/08/16

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 1学期末の終業式に情報モラル指導を行った。指導の内容は,「インターネットによるトラブル」である。
事前の調査では,ほとんどの児童がゲーム機を含むインターネットに接続可能な情報機器や携帯電話を使用したり,所持したりしていた。夏休みは家庭で過ごす時間がたくさんあり,情報機器に触れる時間は多くなり,危険に巻き込まれる可能性も高くなる。夏休みの生活を指導する際に,情報モラル指導を行う必要性があると考えた。
 具体的な指導内容は,
(1) 決められた利用の時間や約束を守る。
(2) 情報機器を大人と一緒に使い,危険に近付かない。
(3) 特定される個人情報をインターネット上に記載しない。
 の3つである。
 不審者対策や防犯についての指導と併せて,「知らない人に連絡先を教えない」など個人情報保護についての指導も行った。電話番号や住所などの個人情報を知らない人に教えることの危険性について,自分が危険に巻き込まれるだけでなく,友達や周りの人にまで危険が及ぶことを学ぶ機会となった。
 本校では情報モラルを含め,道徳の指導を重視している。他教科との連携が一目でわかるように年間学習計画一覧を整理し,行事や他教科の学習との関連を考えた道徳の年間計画を作成している。特に,善悪の判断やルールの遵守等,情報モラル指導には不可欠な価値を道徳の学習を通して重点的項目にしている。
 今回の指導だけでなく,目と体のことを考えて長時間の情報機器使用をやめるなど利用の際の基本的注意事項や家庭でのゲームで遊ぶときのルール作りについて生徒指導でも指導した。
 家庭で過ごす時間が長い夏休み。保護者の方とルールや習慣をつくること,必ず大人と一緒に,情報機器を使うことを約束した。うまく情報と付き合えるようになってほしいと願っている。