モラルBOX日記

【岡崎市立上地小】人権の花運動

公開日
2012/10/09
更新日
2012/10/09

ちょっといい話

 上地小学校では、4月から「人権の花運動」に取り組んでいます。
スローガンは「(う)れしい (え)がお (じ)んけんのはな」です。
上地小学校の頭文字を使って、福祉委員会の子供たちがすてきなスローガンを決めました。それを合言葉に全学年の子供で、心をこめてマリーゴールドの花の世話をしました。
 一人一鉢、種から育ててきれいな花を咲かせました。水やりの世話を続ける中で、花の元気がなくなってきて心配している子供の姿も見られました。水やりを忘れたから、また、逆に水をやりすぎたからと理由はいろいろですが、自分なりに調べ、元気になるようにと世話を続けました。3年生では、葉っぱに虫がついて枯れてきてしまい、虫の種類を調べて水に弱いと知り、根気よく一枚一枚葉に水をかけることを続け、虫を退治しました。他にも、葉を丸めてさなぎになろうとしている虫がつき、その葉を1枚ずつ取る世話もしていました。このように、たくさんの手をかけてきました。
 そのため、きれいな花が咲いたとき、子供たちは笑顔いっぱいでした。花を大切に育てることで、優しい気持ちを育んでこられたようです。
 公園やお家の方などへ、感謝の気持ちのこもった花をプレゼントして、優しい気持ちをより多くの人へと広げることもできました。
「この花のようにみんな、仲良く、楽しく、すごせたらいいね」 
「オレンジ色と黄色のマリーゴールドのお花が、お友達の元気いっぱいの顔みたいですね」
「花にやさしくするように、まわりの人にもやさしくできる人になってね」
といううれしい感想の言葉をいただき、子供たちも喜んでいました。
 この運動を通して、子どもたちは協力・感謝することの大切さを学ぶとともに、情操を豊かにし、優しい思いやりの心を体得し、人権思想を学ぶことができたと思います。