【豊田市立四郷小】良好な人間関係をはぐくむ縦割り活動
- 公開日
- 2012/11/14
- 更新日
- 2012/11/14
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では,全校を24の小グループの縦割り班に編制し,「ファミリー」と呼んで活動しています。縦割り活動は,本校の心の教育の推進に重要な役割を果たしています。特に,お世話をする高学年の児童の自覚や自己肯定感・責任感を高める場となっています。
本年度は,「ファミリー遊び」(毎週火曜日の給食後),「ファミリー遠足」(5月8日),「四郷っ子フェスティバル」(1月25日)を実施します。また,ファミリー以外の縦割り活動として,給食の時間に上学年と下学年をペアにした「なかよしランチ」を年3回実施しています。
「ファミリー遠足」は,それまで校区を歩き探索していた「ファミリー探検」に代わり,3年前から始まりました。最初の年はバスで「豊橋動植物園」,昨年度は電車をつかって「モリコロパーク」に出かけました。そして,本年度は,学校から全経路徒歩で,豊田市の民俗資料館などがある『平戸橋公園』へ行きました。年度初めであり,高学年としての自覚はあるものの,ファミリー長としてどう行動すべきかまだまだ自信がなく戸惑いある中での実施でした。
往復約6kmの道のりは,ファミリー長が先導。PTAの方々からは,交差点に立っての「みまもり活動」等の協力をいただきました。現地では,資料館を見学したり,広場でファミリーごとに遊んだりしました。普段,教室では時としてなげやりな表情を見せる児童までが,「お兄さん」「お姉さん」と慕ってくる低学年の声に逆に自覚を促され,とてもよい表情でファミリーの中心となって活動していました。帰校後,計画・実施に尽力した6年生に全校で拍手を送りました。計画時に放課がつぶれることを嘆いていた児童も,「ファミリー遠足」を通して,高学年としての自覚や自己肯定感を高め,達成感を味わうことができました。
1月に行われる「四郷っ子フェスティバル」は,1年間の縦割り活動で築いてきた「絆」をより深める活動として,毎年,全校児童が心待ちにしている行事です。この1年の縦割り活動の成果がどう現れるか楽しみです。