【尾張旭市立西中】本物のメダル
- 公開日
- 2012/11/28
- 更新日
- 2012/11/28
ちょっといい話
野球部が尾張東部軟式野球大会で見事優勝を果たした。おめでとう!日頃の練習とチームワークの結晶といえるが、大会で見た一瞬に、このチームの本物を垣間見た気がする。 それは西中の攻撃中のこと。次の回に備えて一塁側ファウルグランドでキャッチボールを始めた二人がいた。バッターのあたりはライト線のファウル、西中のベンチにいる1年生が走ってそのボールを取りにいった。キャッチボールをしていた2年生が横を走り抜けた後輩の1年生に「○○、ありがとう」と言ったのだ。少年野球の暗黙の了解で、ファウルボールは、ボールの飛んだベンチ側が処理することになっている。いわば当然のことをしたまで。加えて拾いにいったことにより、この2年生たちが何か得をしたかというとそうでない。・・・・なのに「ありがとう」・・・・「謙虚さ」「おもいやり」「感謝」
・・・緊張したゲームの大事なポイントでこうした言葉がさらりと出るのは、スポーツにおいて一番大切なものをチームとして「日常」で体得しているからなのであろう。優勝旗も楯も賞状もメダルも輝いていたが、きっとチームの礎になっているのだろう。この「ありがとう」が忘れられない。