モラルBOX日記

【あま市立美和東小】6年生を対象にeネット安心講座を開催しました

公開日
2012/12/20
更新日
2012/12/20

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 文科省の全国学力・学習調査の生活習慣アンケートによると、小学6年生の携帯電話所有率の平均は35.9%です。本校でも自分専用の携帯を持っている児童は約30%となっています。今や、大人には欠かせない存在となった携帯電話ですが、初めて所持する時期こそ正しい使い方を学習して身につけることが大切であると考えました。そこで、6年生を対象に、財団法人マルチメディア振興センターより講師をお招きしてeネット安心講座を開いていただきました。 
 講座では、前半にネット社会の「7つの常識」をわかりやすく話していただきました。「群集心理にのらないで冷静な判断をする」ことについて、児童からは「ネットに書いてあることは、何か正しく思えてしまう。」というつぶやきが多く聞かれ、自分自身で情報を確かめることの大切さに気づかされたようでした。また、後半はネット社会の「7つのトラブル」について映像も交えながらお話をいただきました。児童は、学校裏サイト等のメールや書き込みでの誹謗中傷やいじめに関心が高く、間違った情報や個人情報が不特定多数に伝わる恐ろしさを感じていました。また、ネット依存による健康被害の話では、実際にメールで寝不足などを経験した児童もいて、家庭で携帯電話使用のルールを作る必要を感じていたようでした。
 一方、こういったネットをめぐる問題について、周りの大人がすべきこともお話いただきました。第一に子どものサイン(おびえ、無口、食欲不振等)を見逃さないこと、第二に書き込み画面の証拠を残しておくこと、第三にすぐに学校やカウンセラー、警察に相談することということです。
 今回の講習を通して、情報環境教育の重要さを痛感しました。
 今後も機会をとらえて情報環境教育を続けていきたいと思います。