【豊田市立猿投中】 生徒会が支える学校祭
- 公開日
- 2012/12/26
- 更新日
- 2012/12/26
ちょっといい話
本校の学校祭は、1〜3年生が6つの縦割りグループに分かれ、それぞれのチームが3年生をリーダーとして様々な活動を行う。1日目を文化祭、2日目を体育祭とした2日間と、そこに向けた準備の中で、チームリーダーを中心とした3年生は自分のチームをまとめ、活動していく中でリーダー性を養い、1、2年生はその姿を見て次年度のリーダーへと成長していく。最後のチーム解散会では、準備から本番までの約1か月の時間を共有してきた仲間との別れを惜しみ、どの生徒も涙を流す。
そんな学校祭の運営の大部分を担っているのが生徒会である。生徒会のメンバーは11月に行われる学校祭に向けて夏休み前から毎日遅くまで残り準備を行う。前期生徒会は学校祭が終わった後、後期の生徒会へと引き継がれるのだが、全校生徒が学校祭の思いを胸に通常の授業に戻る中、前期生徒会長のAは、学校祭が終わってから1ヵ月近くたっても毎朝早く登校し、学校祭で使った物の片付けを行っている。「学校祭をただ楽しんで、後期のメンバーに引き継ぐのではなく、来年のことを考えて最後まできちんとやりたい」と語るAのような生徒会のメンバーがいるからこそ、猿投中の学校祭は今の素晴らしい形のまま、今年で32回目という伝統を創り上げることができたのだなと感じる。