【一宮市立黒田小】相手の気持ちに寄り添って
- 公開日
- 2013/01/04
- 更新日
- 2013/01/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
2年生では、友達や家族、教師、近所の方など自分と身近な人との関わりの中で、適切な情報の受送信の方法や態度を学ばせたいと考え、以下の二つの実践を行った。
<実践1「うさ子のケーキ」(学級活動)>
教師自作資料「うさ子のケーキ」を用いて、児童にとって身近な図工の制作活動の場面において、自分や友達の考えや作品を大切にすることについて考えさせた。導入では、児童の図工での学習経験から、自分の作品をよりよいものにしたいという思いを想起させた。展開では、「ちょっとまねさせて」と言った友達の気持ち、言われた時の自分の気持ちに迫らせるため、役割演技を取り入れ、双方の気持ちに立って考えさせるようにした。児童からは「友達の作品が上手にできているとうらやましいから、まねをさせてほしいと思う」「ほめられるとうれしいから、ちょっとのまねならいいと思う」「友達が作品を作ることができないとかわいそうだから、まねさせてあげてもいい」などの意見が出た。しかし、友達にほとんどすべてをまねされてしまった場面では、「自分で考えて作る努力をする」「どこをまねしていいのか相手に確かめる」などの意見が出た。終末では、まずは自分で考えて制作をすることの大切さや、相手にきちんと許諾を得てからまねをすることと、その際には相手の良さを賞賛する言葉を加えることの大切さを全体で確認することができた。
<実践2「大切な人に気持ちを伝えるおたよりを出そう」(生活)>
(株)郵便事業 手紙授業支援事務局「手紙の書き方」テキストを用いて、手紙を書くときのルールやマナーだけでなく、受け取る相手の気持ちを考えて書くことの大切さを学習した。テキストに沿って、相手意識をもち、言葉を選びながら書く様子が見られた。