【清須市立清洲東小】福祉実践教室について
- 公開日
- 2013/01/07
- 更新日
- 2013/01/07
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年2学期に4・5年生児童を対象にして「福祉実践教室」を実施しています。児童が障がい者との交流を通して、障がい者との接し方やともに生きることについて学び、日常的な実践活動へと広げていく契機とすることを目的にしています。実施にあたっては、清須市社会福祉協議会や関連ボランティア団体に協力していただいています。
今年度は11月14日(水)に開催しました。
はじめに参加者全員に、聴覚障がいの方に講話をしていただきました。聴覚障がいの方のお話は、手話通訳の方を通して説明されるため、戸惑いながら聞いている児童も見られました。普段の生活で耳が聞こえなくて不便なことはあっても、それを乗り越えるために工夫していることや決して不幸ではないことなどを伝えていただきました。
その後、学年別に分かれて4年生は視覚障がい者ガイドヘルプ、5年生は手話の実践教室をそれぞれで行いました。
4年生の視覚障がいガイドヘルプでは、はじめに視覚障がいの方から視覚障がいについて説明を聞きました。視覚障がい者の見え方は、人それぞれ違いがあり、そのために必要な支援方法が異なることなどを教えていただきました。次に、視覚障がい者の移動を手引きするガイドヘルプについての説明を聞いてから、二人一組になり階段や段差などの通路を歩く実技体験をしました。アイマスクをしておそるおそる歩く子や、通路の様子を細かく伝えてうまくガイドをする子などの姿が見られ、視覚障がいの方の気持ちや接し方を学んでいきました。
5年生の手話実践教室では、コミュニケーションの方法について説明を聞いてから、日常生活で使われる簡単な手話について学びました。果物の名前の手話を予想して正解する子や、手話を使って友達と簡単なやりとりをすることができるようになった子も見られ、短い時間でも内容のある実践教室となりました。
今回の福祉実践教室は、子どもたちの障がいや福祉に対する理解を深め、相手を思いやる心が育つよい機会となりました。これからも、学校と地域が連携を図りながら、継続して取り組んでいきたいと思います。