【豊明市立舘小】 命ってあったかいね!
- 公開日
- 2013/01/22
- 更新日
- 2013/01/22
ちょっといい話
10月10日に5年生,10月26日に1年生を対象として,動物保護管理センターと協力団体のみなさんの協力を得て,動物ふれあい教室を開いていただきました。
5年生は,まず,動物保護管理センターの事業内容について学びました。捨てられたりセンターに持ち込まれたりした犬猫は,定期的に譲渡会を開いて渡しているとのことです。それでも,すべての犬猫がもらわれていくのではなく,残った動物は殺処分されていることを知りました。また,終生飼養について学びました。子犬を生ませて増やすだけが愛ではない,「かわいい」だけでは飼うことができないなど,大人でも考えさせられる内容でした。他にも,人と犬の心音の比較をして,「犬の心臓鼓動は速いね,小さな犬にも立派に心臓がついているんだ」等,人間も犬も同じ生き物なんだということを実感しました。
後半は,実際に犬に触れる時間でした。飼い主さんと1対1で,「平熱は何度だと思う?」など,犬の特性についての会話もありました。この体験をした子どもたちは,「街中に野良犬や野良猫をあまり見かけないのも,こういった方のおかげだと感じた」「自分の飼っている犬をもっと大切にしてあげようという気持ちになった」「もし,犬や猫を飼う時は,譲渡会でもらいたい」といった感想を持ちました。
1年生は,終生飼養を身近なカブトムシを例にして,どうして死んでしまったのか,その訳を考えました。また,今の自分の年齢と15年後の自分の年齢を考えて,終生飼養をわかりやすくとらえさせました。他にも,犬を例にして,接し方を学びました。その後は,心音を聴いたり,犬とのふれあいを楽しんだりしました。飼い主の方が犬の着ぐるみを着て,犬の習性についてわかりやすく実演されました。この授業の前には犬に苦手意識を持っていた8人の児童も,授業が終わる頃には,犬に触れることができるようになっていました。
子どもたちは,これらの授業を体験して,命の尊さ,終生飼養の大切さを学びました。生き物を大切に思う心を育てるとともに,どんな命でも大切にするということを子どもたちが学び,考え,生かしていく機会になってほしいと思いました。