モラルBOX日記

【豊田市立御蔵小】募金活動を通して思いやる心を育てる

公開日
2013/01/19
更新日
2013/01/19

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 御蔵小は,全校児童26名の小規模校です。2年生5名は,テレビ報道で東北に大きな地震が起き,家が壊れ困っている人がたくさんいることを知りました。自分達にも何かできることはないかと考えていた折の5月に,学校農園で自分達が昨年度に植え付けた玉ねぎが収穫の時をむかえていました。収穫した玉ねぎを学校公開日に保護者に買ってもらい,得た収益金を募金し,少しでも困っている人の役に立てたいと募金活動をしました。この「玉ねぎ募金」と名付けられた募金活動では,全校児童を始め保護者,教職員の協力により多くの募金を集めることができました。     
 さらに12月に「赤い羽根共同募金」も実施しました。2回の募金活動とも2年生の呼びかけに対して全校の児童や保護者,教職員が思いに応えて協力をしてくれたので,多くの募金が集まりました。
<子ども達の感想>
・お金がたくさんたまったので,すごくびっくりしました。来年もまたやりたいです。
・お金がたくさん集まったので,びっくりしました。活動をして,一人一人が少しずつでも募金をすればいろんな人を助けることができるということがわかりました。 
・自分たちの募金したお金が地震にあった人を助けるお金に届いたらいいなぁと思いました。
・みんなが募金をしてくれるのを見て人を助けるのは,とても大切だと思いました。困っている人や不自由な人がいたら募金など,できる限りのことをしたいです。
・みんながたくさん募金をしてくれたので,うれしかったです。困っている人を助けるお金になってほしいと思いました。
 困っている人のことを思いやり,手をさしのべたいという気持ちはもっていても実際に経験することはなかなかありません。募金という方法があることを知った子ども達は玉ねぎの販売をして募金を集めることを思いつき取り組みました。この活動を通して困っている人を助ける活動をしたという満足感をもつとともに「たくさんのお金を集めればよい。」のではなく,募金をしてくださる方への感謝の気持ちをもつこともできました。この尊い気持ちがさらなる活動へとつながるといいと思います。