モラルBOX日記

【美浜町立野間小】情報モラルの話し合いから自由・自律についての考えを高める実践

公開日
2013/01/28
更新日
2013/01/28

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 高学年にもなると,情報収集やコミュニケーションのツールとしてインターネットを利用することが日常的になってきます。ネットモラルを正しく理解し,自律的に使用しなければ,大きなトラブルを起こしてしまう危険性もあります。自由の大切さや,それに伴う自律性や責任を大切にする心情を育てることが求められるのです。そこで,道徳資料「だれも知らないニュース」(文溪堂)を活用して,情報モラルについて理解させるとともに,道徳的実践力の育成につなげるため,自由・自律について話し合う授業を行いました。
 実践の上での教師の留意点は,トラブル回避への対処方法の指導に留まらず,道徳的心情や道徳的判断力を高めるような内容にすることです。自律的な行動に付随する積極的に責任を取ろうとする心の姿勢ついて話し合うことで,ねらいとする価値に迫りたいと考えました。
 授業の話し合いの中では,「相手の気持ちを気遣うこと」や「自分のしたことに責任をもつこと」,「先を見通して行動することの大切さ」などの意見が見られ,今後,情報社会で生きていく子どもたちの道徳性を養えたのではないかと思います。