モラルBOX日記

【幸田町立坂崎小】パスワードについて学ぼう

公開日
2013/01/31
更新日
2013/01/31

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 4年生にアンケートを行ったところ半数以上がインターネットを使ってゲームをした経験があることが分かりました。自分専用の携帯電話を持っている児童は少数ですが、家族兼用のパソコンを使ったり、親の携帯電話を借りて遊んだりする児童が多くいました。
 そこで、愛知県教育委員会情報モラル専用サイト「i - モラル」の「情報モラル教育推進の手引」をもとにパスワードの役割について学習しました。
 はじめに、パスワードとはどんなものかについて知っていることを出し合いました。児童からは、パスワードとは「正しく入るためのもの」「変なふうにならないようにするためのもの」など、安全なものであるというイメージが強くありました。その後、資料「あれ?たいへんだぁ!」を読み、主人公の智樹君のネットゲームが勝手にいじられたのはどうしてか話し合いました。自分のパスワードを友達に教えることや覚えやすく簡単なパスワードに設定することの危険性を知り、自分にとって覚えやすく且つ安全なパスワードを自分で作って、本当に見破られないか発表し合いました。
 電話番号とイニシャルを組み合わせたパスワードは友達が簡単に見破ってしまったため、児童は、家族の複数のイニシャルや誕生日を組み入れるなど、自分にしか分からないオリジナルのパスワードを作る必要性をつかむことができました。A君は母親の車のナンバープレートをアルファベットと数字で表す工夫を凝らしたパスワードを作ることができました。
 また今回は、友達のパスワードが広まっていることを知ったときにはどうすればよいかを考えさせたところ、B君は「聞かなかったことにする」と言いましたが、それを聞いてCさんが「これ以上広まると悪いことに使われるかもしれないから、その友達にパスワードを変更するように伝えた方が良いと思う」と答えるなど、パスワードを知ってしまったときの冷静な対応に気づくことができました。さらに、自分のパスワードが漏れないように、人前で入力することやパスワードが書かれたメモなどを人目にふれるところには置かないことを確認しました。
 スマートフォンやタブレット端末の普及により、現代の子どもたちにもこういった情報機器にふれる機会が多くなっています。みんなやってるから、危ないものではないという偏見や興味本位でのアクセスが危険を伴うということなど現代の子どもたちが備えておくべき情報モラルを養っていけるよう、生活の実態に合わせた教育を継続していきたいと思います。

  • 1239714.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10514869?tm=20240815153205