【西尾市立米津小】「このことばで相手に気持ちが伝わるかな?」
- 公開日
- 2013/03/27
- 更新日
- 2013/03/27
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本年度は、11月に、6年生で、情報モラルの授業を行いました。
1 題材名 このことばで相手に気持ちが伝わるかな?(情報モラル)
2 資料名 NetモラルWeb版 (広島県教科用図書販売株式会社発行)
本資料は、メールでの言葉が足りなかったために、相手に自分の思いが正しく伝わらず、トラブルが起きてしまう話である。本時は、あきらの「ドッジボールの練習をしようか。」という問いかけに対して、「いいよ。」と答えた際の意味の取り違いを事例にして考えさせる。子どもたちには、メールを送っただけでは、言いたいことが正確に伝わっていないことに着目させる。みゆの返事「いいよ。」と、じゅんの返事「いいよ。」では、同じ言葉でも意味が違ってくることを押さえたい。同じ言葉でも全く逆の意味になり、画面を通してのやり取りのため誤解が生じてしまうことがある。会って話すことが一番であるが、電話での声の調子で気持ちが伝わりやすいこと、また、話の中で相手の気持ちを確認することの大切さに気づかせたい。登場人物の立場になって問題を考え、どうして思いが伝わらなかったのか、どうすればよかったのか。これから携帯電話を持つにあたって、気をつけること、責任をもつことを学ばせたい。
文字だけでは、感情や状況を伝えることが難しく、自分が傷ついたり相手にいやな思いをさせたりすることがあることをしっかり押さえたい。そして、分かり合えたときに築かれる信頼感を感じとらせ、自分の考えをしっかり表現できるようにさせたい。メールは便利であるが、使い方によっては、相手を傷つけたりいやな思いをさせたりすることを知らせ、相手の立場に立って、自分の思いや考えを表現し、よりよい人間関係を築いていこうとする心情を育てたい。また、普段のコミュニケーションのとり方を見つめなおす機会としたい。