【一宮市立黒田小】うれしいお手紙
- 公開日
- 2013/07/02
- 更新日
- 2013/07/02
ちょっといい話
昨年度の3月、ひまわり学級(特別支援学級)の児童たちが、卒業していく6年生に感謝とお祝いの思いを込めてかすみ草の苗を贈りました。この苗は、ひまわり学級の児童たちが、心をこめて種から育てたものです。6年生の児童たちは、一人ひとり苗を受け取り、喜びと感謝の気持ちを胸に卒業をしていきました。
新年度になって2か月ほど経った頃、ひまわり学級に一人の卒業生から手紙が届きました。
〜ひまわり学級のみなさんへ〜
2か月前に卒業したときに、ひまわりさんからいただいた「かすみそう」を自宅に植えたところ、すくすくと大きくなり、5月20日にきれいな花がさきました。自宅の入り口のところに植えてあるので、道を通る人も見てくれていると思います。私もうれしくなり、ひまわりさんに伝えようと手紙を書きました。ほかの卒業生のみなさんも、同じように咲いてうれしく思っていると思います。これから暑くなりますが、身体に気をつけて、楽しい学校生活を送ってください!(原文のまま)
ひまわり学級の児童は、朝の会の時間に担任より手紙を読んでもらいました。自分たちが贈った苗を大切に育ててくれていたこと、咲いた花が近所の人にも喜んでいただいていること、そして何より花が咲いたことを、手紙に書いて自ら届けてくれた卒業生の優しさが、児童たちの心に、喜びの花を咲かせたようでした。かすみ草のプレゼントをきっかけに、離れていても思いはつながっていること、思いを言葉で伝えることの大切さを学ぶことができました。