【岡崎市立上地小】事例で学ぶNetモラルを活用した実践
- 公開日
- 2013/09/11
- 更新日
- 2013/09/11
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
情報モラル教育をしっかりすることは、今の教師に強く求められている。岡崎市では、「OKリンク」に導入されている「事例で学ぶ Netモラル」を使って情報モラルに関する授業をすることができる。
4年生のあるクラスでは、ネットモラルの中の『この言葉で相手に気持ちが伝わるかな』を視聴した。あきらからドッジボールの練習に誘われたみゆは電話で「いいよ」、じゅんも「ぼくはいいよ」とメールで返答、ところが、「いいよ」には、承諾と拒否の両方の意味があるのだが、あきらはじゅんからの返事を承諾の意味でとらえてしまい、どうして練習にこなかったのかと問いつめる。
このやりとりを視聴する中で、誤解を受けてしまった理由やどうするべきだったかを話し合って考えさせたところ、「いいよではなく、はっきりと行けないと伝えるべきだった。」「大事なことは、メールではなく、電話や直接会って、はっきりと自分の気持ちを伝える方がいい」などの意見が出た。文字だけでは気持ちが正しく伝わらないことがあることを、児童は理解できた。メールを読んだ際に、「相手がどう思っているか、確認の返事を再度送ることが大切だと思う」と慎重なコミュニケーションをとることの大切さを発表した児童もいた。
子供たちは、「言葉がうまく伝わらないこともある」ことを理解した上で、今後、携帯やパソコンでメールのやりとりをするときにどうしたいか聞いたところ、「きちんと読み返そうと思う」「読む人の立場になって、丁寧な言葉を使おうと思う」相手に配慮する大切さを認識できた。