モラルBOX日記

【一宮市立西成中】情報技術の便利な点と問題点を考えよう

公開日
2013/07/08
更新日
2013/07/08

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校では,年間を通して,道徳や総合的な学習の時間,教科の時間などに,計画的に情報教育を行っています。教科の時間には,学年の実態に応じて,情報モラルを高めるための取組を行っています。その一例をご紹介します。
 情報通信機器を扱うことが増えてきた2年生では,技術科の時間に,人々の生活を豊かにしてくれる技術として「情報技術の発展」や「情報通信ネットワーク」についての学習を行いました。身近な情報技術の説明を聞いたあと,情報技術の発展により,人々の生活がどのように変化したかをグループで話し合いました。その中で,世界中のWebページからさまざまな情報を得ることができるようになったり,遠くにいる人と瞬時に情報を共有することができるようになったりするなど,人々の生活が便利になったことを確認しました。しかし,無責任な情報が流されたり,情報が改ざんされたりするトラブルや,著作権やプライバシーが侵害される事件があとを絶たないことを学びました。
 そして,「情報技術」という便利な道具を安全に正しく利用するために,次の4つ約束をしました。
1.名前や住所などの個人情報を気軽に入力しない
2.人を傷つけたり,プライバシーや権利を侵害したりしない
3.他人の著作物を許可なく複製したり,配布したりしない
4.セキュリティ対策ソフトウェアを導入する
 授業を終えた生徒たちからは,「便利な道具ほど,使う人が使い方をしっかりと考えなくてはならないと思いました。」「インターネットの掲示板などを,気軽に使うのは問題が多いと思いました。」「犯罪に巻き込まれないように気をつけてパソコンを使っていこうと思いました。」などの感想が聞かれました。
 今後も学年の実態に応じて,情報モラルを高める取組を実施していきたいと思います。