モラルBOX日記

【常滑市立大野小】「安全に使おう パソコン,携帯電話」

公開日
2013/07/22
更新日
2013/07/22

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

5年生の2学級で講師を招いて,パソコンや携帯電話の危険を知り,安全な使い方を学びました。
 授業に先立ってアンケートをとったところ,26パーセントの児童が携帯電話を持っていました。持っていない児童も,数名を除いて,「今すぐほしい」「中学生になったらほしい」と回答しました。
 授業では,実際にパソコンを使って,模擬体験をしました。自分のメールアドレスを打ち込んだプロフィールを送信したところ,またたく間に大量の不幸のメールや架空請求などの迷惑メールが届いてしまいました。また,隅の利用規約の小さなボタンに気づかず,無料と思っていたパソコンのサイトをクリックしたために高額なお金を請求されてしまいました。安易な情報の掲載やクリックが思わぬ結果に結びついてしまう怖さを模擬体験しました。
 また,携帯電話をしながら食事をしたり,携帯電話にビニール袋をかぶせてお風呂に入ったりするなど使いすぎによるネット依存症が,睡眠不足やいらいらを起こす,3分以内に返信しなければいけないという3分ルールを友達と約束してしまう,悪口がいじめ等のトラブルに発展してしまうケースなどを学びました。誰でも被害にあったり,人を傷つけてしまったりしまう可能性があります。
 安心安全に使うために,許可なく勝手に写真を撮って肖像権を侵害しない,送られてきた迷惑メールは無視する,家族で話し合って使用のルールをつくることが大切です。児童からは,「ネットに載せる情報に気をつけよう」「チェーンメールがきたら,大人に知らせた方がいいね」などの感想が聞かれました。
 この情報化社会を生きていくために,現実に起こっている事例や対応策をしっかり知ることが,パソコンや携帯電話を安全に使い,自分を守ることにつながることがわかりました。